■インテリア用語辞典■
「ベイクライト」（ベイクライト）(bakelite)とは、

1909年ベルギーの化学者”レオ・ベイクランド”が特許をとった、
熱硬化性（熱に溶けない）フェノール樹脂の商標で す。
ベイクランド商会の「ベイ クライト」は、
くすんだ色を数色しか出すことができなかったのですが、
1920年代に特許が切れると、
同質のフェノール樹脂を生産し、豊かな色彩を可能にしたメーカーが次々と現れました。
特徴としては
やはり
・色に深みがあり鮮やかであること
・熱に溶けないこと、
ベイクライトは表面が酸化して、色が変化していくと
人工では作ることができないような
年月を経た独特の色彩に育ちます。
当時にしても
製産コストがかかることと、
熱に溶けないためリサイクルができないことから、
戦後、一部の工業製品を除いて製造されなくなりました。
21世紀の今日まで生存し
今も美しい色合いで個性を放つベイクライト。
ジュエリーやアクセサリーでは有名ですが
照明やキッチン用品、時計、バッグなどもあります。
鮮やかでありながら深みのある色。
アールデコのデザインやファッション、
遊び心のある1940～50年代の背景が凝縮されたベイクライト、
生活を楽しくしてくれただろうと想像できます。

【ベイクライト　クロック】

新しい環境でも　半世紀以上前の時と変わらず同じリズムでこれからも時を刻んでくれていることでしょう☆
(thank you　SOLDOUT)

【ベイクライト　テーブルトップデスクライト】

手元を照らす小さな明かり、
熱に溶けない素材だからこそ製造できた素敵なアンティークの産物ですね。
【ベイクライト　ハニージャー】

はちみつを入れるガラスのアンティークジャー。
持ち手にベイクライトが使用されています。
(tahank you SOLDOUT)

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