“ビジネスマンの家” アンティークオフィス or ヴィンテージオフィス
at’sのアンティークダイアリー、
いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
at’s三宮店より~
「事務所」「オフィス」「office」、
地球上に「オフィス」が誕生したのは1800年代末のこと。
それ以前は大実業家でも秘書と小間使いの少年だけをかたわらに
ベストのポケットに書類を入れ身一つで仕事を行っていたといわれていますが、
20世紀に入り
アメリカ中がオフィスのことを ”ビジネスマンの家” と認識するようになり、
家族の写真や好みの絵をを飾り居心地の良い空間を作りつつ、
”快適かつ能率を上げて生産力の増大を図る”
という目的を果たすためのデスクやキャビネット、チェアなどが 導入され
現代に近いオフィスが形成されたそうです。
その19世紀末から1920時代にかけて製造、活躍していた家具がこちら↓。
(*紹介写真は全て当店の商品ですのでリペア・レストア済みで綺麗に整えております。)
*木製 ファイリングケース *GLOBE INDUSTRIES*
アンティーク品ならでは。真鍮の縦ハンドル。
タイプライターで打ちこんだペーパーを能率よく収納するための引き出し。
A4サイズのペーパーを綺麗に確実に保管できるようになっています。
The Globe Wernicke letter File
open
過去の保存書類はスライド式の戸棚へカートンで収納できるよう幅広く・・・
*木製 ファイリングケース*
製造された時代はアールデコ期。 細部から感じ取れる趣も素敵なものです。
取っ手を引くと中には
A4ファイルの背表紙を見せながらたっぷり収納できるようになっています。
全部を開かずして書類を流しいれる滑り台方式↓
*木製 アンティーク ロールトップデスク*
オープン
などなど・・・
この時代は当然のことながら
「家具は木製」
という固定概念が人の心にはありました。
スチール家具の各メーカーはそんな木製家具をよしとする風潮に呼応して、
スチール板ににオークやマホガニーの木目模様を描いて売り出しまいた。
その工夫、努力が奉し、木製家具市場に食い込むことができ普及するようになったのです。
その商品がこちら↓。
*スチール製 ヴィンテージ ファイリングケース*ART METAL*
*
スチール製 ヴィンテージ ファイリングケース*
*スチール製 ヴィンテージ ワークデスク*
(かっこいい♡)
見比べられるよう上記商品に絞りましたが
他にも過去にも紹介いたしました プレジデントキャスターチェア インダストリアルチェアなど
時代や経済市場の背景など感じ取れる部分が多くあります!
生まれるべくして生まれ、進化を経て現代に続く産物の品々。
アンティークへの想いは尽きないものです。
そんな私にも学生時代がありました。
歴史の苦手だった私ですが家具の背景を想像しながらだと
もっとすんなり頭に入りもっと多くを吸収していただろうなぁ^^
最後までお読みいただきありがとうございます。
さて、 受験勉強に頑張る受験生の皆様、支えるご家族の皆様へ
努力が実り輝く春が訪れますように☆